石打ダム資料館
- 2018.03.03 Saturday

入江経一氏の設計による。1993年竣工で工事費は2億4700万円。宇土半島の飲料水をまかなっている石打ダムを学び紹介するための施設である。ずっと訪れたいと思っていたが、けっこう訪れにくい場所にありなかなか行けずにいたので念願の訪問となった。建物は長い距離の林道を走った、緑深い山中に突然あらわれる。こちらもだいぶ廃墟感が漂っていたが、建物自体が荒れた感じは少なく場所の雰囲気によるものが大きい。むしろ独特な雰囲気となっていて魅力的ですらある。内観は外観から想像してそのままの空間で意外性はない。想像以上にコンパクトな建物で機能もエントランスホールがそのまま展示スペースという実にシンプルな施設だ。逆にいうと、とても贅沢な施設でもある。