インタビュー記事掲載
- 2021.01.20 Wednesday
住まいと人が集う空間のつくり手の「想い」を伝えるメディア「コノイエ」にインタビュー記事が掲載されました。
昨年末に知り合いの建築家から紹介を受け、私の事務所でインタビューを受けました。
建築家をめざすようになったきっかけや、設計をするときに大切にしてることなどについて
家を建てようとおもっている一般の人むけてわかりやすく話をしています。
気軽に読める記事になっていますので、ぜひごらんください。
ホームページをリニューアルしました!
- 2021.01.18 Monday
このたび念願だったホームページのリニューアルが完成しました。
リニューアルにあわせ新たにツイッター(himalaya_hisano)も開設しました。
インスタグラム(Keitaro Hisano)とあわせ、このブログでもひきつづき情報を発信してまいります。
今後とも宜しくお願いします。
Sorry, now under construction. 
- 2019.12.12 Thursday
訪問ありがとうございます。
ただいまホームページの更新作業中のため、一時的に更新がとまっています。
(news、ブログのみ最低限の更新となっています。)
お仕事に依頼や相談など、ご連絡は info@k-hisano.com までメールを送ってください。
よろしくお願いします。
一級建築士事務所ヒマラヤ
久野啓太郎/ヒサノケイタロウ
神奈川県逗子市逗子7-1-57 カイナル逗子601
nibroll「リアルリアリティ」
- 2015.01.23 Friday
nibroll新作公演「リアルリアリティ」を初日に世田谷のシアタートラム観に行った。東京でのニブロール公演は2年半ぶりだそうだ。まだまだ構成など荒削りな部分はあるがとても見応えのある面白い作品だった。これから回を重ねるごとに練り続けられさらに完成度が上がっていくのが楽しみな作品だ。初演を見れてよかった。
今回の新作は、とにかく矢内原美邦によるコンセプトが秀逸だ。
現代社会の漠然とした不安を鋭く指摘したコンセプトとその不安を嗅ぎ付ける彼女の嗅覚に脱帽する。
以下にコンセプトを書き記す
「リアルリアリティ」
身体を省略し拡張する
人はできるだけ動かなくてすむようにテクノロジーを駆使する
それに抗うつもりはない 楽がいい
それでもどこまで省略しようとするのか ふと不安になる
人々の想像は 遥か彼方にある場所や 過去や未来にある時間を あたかも今ここにあるかのように具現化しようとする
それでも人は遠くでおこっている悲劇を想像することすらできない そこにある身体を共有することができない
なにもない場所に立ち リアルのない時間を過ごし 言葉のない声を聞き カラダのない人に出会う
死はすぐそこにあり 無限で 確定的で
生きることはいまここにあり 限りがあり 不確定な未来にある
身体がなくてもいい時代を生きる私たちが実感できる身体をさがす
私たちは生きています
オープニングが圧巻だった。暗転から舞台にダンサーが現れ、踊りに注意が向いてるうちに背景の壁面は音もなく動き、舞台の中に領域を形成。ダンサーが壁を叩く瞬間から爆音が劇場に鳴り響き、舞台上に現れた壁面と、床に髙橋啓祐渾身の映像が投影され一瞬にして空間が変化する。情報が疾走し、情報としての人は個性を失い生死はっきりしない状態で存在する。そこには感情のないコンピューター音声による独白がミックスされ、現代の状況がリアルに演出される。身体としての肉体はその流れの中で苦悩しながらも危うげに存在する。
次のシーンでは一転ダンスは緩やかでゆっくりとしたものとなり、手足の動きや巧妙にシンクロされた振り付けのダンスがとても美しい。いままでにないニブロールが感じられる。
全体を通して過剰にデジタルで鮮やかな色彩の映像は逆に色味を感じないモノトーンの印象となり、現代社会の風景と重なり合う。それに反し衣装の色は特に印象的で照明の光がすごくキレイに衣装の色を出していた。音楽は延々となり続けるノイズと美しい声楽で構成されている。そこにもデジタルとリアルの対比が意識されている。
後半はまさに喪失と破壊、それに伴う回顧の演出が続く。雑多な物に埋め込まれたリアルな過去のイメージが徐々にデジタルに侵食されてゆく。壁の向こうには家具が高く積んであり、その上から作家らしき人物が身の回りの道具を捨てている。舞台上にリアルな音を立てて物が破壊され、場はフラットになっていく。背景のデジタルを象徴する映像がものすごいスピードでフラットに流れていく。そこに人の心はあるのか。最後には全くなにもない空虚な感じだけを残したエンディングとなった。
今がどういう状況にあり、どういう問題があるか、身体の意義とは何かについて伝え訴えた舞台であった。
テクノロジーの進歩にともなう環境の変化については建築の世界でも大きなテーマのひとつだ。建築で問題になるのは、特に情報機器が発達したことによる人と人との距離感の意味の変化についてだ。人は距離を関係なく会話でき、景色を見て、人の存在を意識することが可能となった。しかしそこに生身の肉体はおろか、時間さえ存在しない。そういった状況の中、建築はどうあるべきかという問題だ。そこで、ひとつの新たな価値観として、時間軸に沿った生身の人間の経験というテーマが見えてくる。そこに建築としてどう形にできるかという課題が見えてくる。
アップデート
- 2011.12.24 Saturday
原発
- 2011.06.17 Friday
世の中、「反原発」一色になりつつある。