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まだまだ梅雨

hisano_tei

新しい現場が動き始めるので、確認申請や見積もりのため、しばらく熊本に来ています。
鹿児島はさっさと梅雨開けしたのに、熊本はまだまだ天気がはっきりしません。
明日は石井さんという福岡のカメラマンに「ばんさんげ」を撮影してもらう予定だったのですがそれも延期です。しかも2度目です。。。
いったいいつになったら雨がやむのやら。家中べたべたして気分がめいりますね。
昔、梅雨の季節は図面書いているトレーシングペーパーが湿気で「ひよひよ」になって鉛筆がすぐ引っかかって破けて仕事する気なくしてました。今はパソコンなのでそんな事態もないのですが、それでも、やっぱり仕事ははかどりません。。。
いやいや、決していい訳じゃないですよ。
写真はカメラマンの大橋富夫さんに撮っていただいたH邸です。
梅雨明け後の夏でした。お気に入りの一枚です!

断熱

阿部邸現場木造住宅は寒いというイメージがありますが、

最近の木造住宅はとても高性能な断熱を求められています。昔の木造住宅とは大違いです。
写真は現在逗子で進行中の現場の写真です。壁の中はこんな感じで断熱されています。
壁板を張る前の状態ですが、膨れてぱんぱんになるくらい壁にも天井にもグラスウール断熱材が詰まっています。とても丁寧な仕事です!

いうなれば、家ごと布団にくるまれているようなものですよね。暖かいはずです。
注意しないといけないのは、グラスウール断熱材は湿気に弱いという点があります。
綿状になっていると長い間に吸湿してしまって断熱性能がおちるのです。
そこで、
湿気を通さない特殊なビニール素材で最初からラッピングされた製品を使います。

倉俣史朗とエットレソットサス展

クラマタ展雨の中、六本木まで倉俣史朗展を見に行ってきました。久しぶりに本物のクラマタ家具をたくさん見れて楽しい展覧会でした。

思えば、東京とは名ばかりの山の中の美大に在学中、アクリルの中に赤いバラが散りばめられた有名なイス「ミス・ブランチ」を雑誌かなんかで見て、変なイスだなと思ったのが最初。全然わかってませんでした(涙)
その後、就職して、いろいろ情報が入ってきて、すごい人なんだと知り、
都会での展覧会に行っては「やっぱり、いいな~」と知ったかぶりしてました(笑)
そんな折の91年。急性心不全で亡くなられた時には事務所にも連絡がきて、大騒ぎになって驚いたのを覚えています。
氏の経歴の全体を見渡しての展覧会というのは、いろんな意味でとても見応えがあり楽しめました。おすすめの展覧会です。
やっぱり「ミス・ブランチ」はいいな~!(笑)

THIS IS WEATHER NEWS

0622nibroll TWNニブロール久々の東京公演!!

”THIS IS WEATHER NEWS” 初日公演を観に、三茶のシアタートラムまで行ってきました。

この記事をアップする時にはニブロールにしては長丁場だった公演も終わっている頃。なのでちょっとネタバレも。ミクニさん自身の出演という個人的にはサプライズもありました。
「あーなってもこーならない」というテーマ設定と、奇しくも今回の震災のイメージがだぶってしまい(震災前につくられた作品なのに)必要以上に全編どこか重苦しく心に痛くひびく作品でした。
いろんなシーンがどこか津波や地震とリンクしてとらえられてしまうのです。
その反応は観客側の勝手な反応なのですが、こればかりはしょうがない。
しかしながら、エンディングのホワイトアウトのシーンはとても印象的で圧巻でした。希望を感じ、救われる思いがしました。いままでで一番のエンディングなんじゃないかな。
写真は公演後の熱気さめやらないシアタートラムのエントランスです。
大量のスモークが舞台からあふれエントランスはては外にまで漂っています。
ニブロールのみなさんお疲れさまでした!

コンクリート工事

 出田2Fコン打工事は順調に進み、もう2階まで型枠ができました。

全体のヴォリュームが見えてきました。

梅雨の合間をぬってのコンクリート工事です。
出田2Fコン打-1
屋上床の配筋。
この状態でコンクリートを流し込みます。
ここまできたら、あとは綺麗に掃除しておくことが大切です。
出田2Fコン打-2
コンクリート打設完了。
左官職人によって表面が平にならされて行きます。
これで躯体工事は完了です。
型枠を外したらいよいよ内装工事が始まります。

原発

世の中、「反原発」一色になりつつある。

知識人から経済人、勉強不足な中学生アイドルまで。
メディアをあげてもう本当に反原発である。
しかし、なにかこのうねりのような風潮には正直、少々違和感を感じるのだ。
2004六ヶ所村
私は2004年に一年ほど仕事の関係で青森県むつ市に住んでいた。
下北半島にはたくさんの原発関連施設があってとても身近な存在でした。
六ヶ所原燃PRセンターにも足を運んだことがあります。
とてもよくできた施設で、
原子力エネルギーについてわかりやすく「PR」してくれる展示がたくさんありました。
とても知的好奇心をくすぐられ、真剣に原子力について「学んで」いました。
しかし、当時、なにか違和感をもったのも確かである。
今思えばこそですが、
安全性については技術と何重にもとられた対策で大丈夫ということとして
(実際には全然大丈夫ではなかったが。。。)
なにより、最終処分の方法とその仕組みが決定的に無理があったからなのだと思う。
発電のために「計画的に」核分裂を終えたウラン燃料は
その後も長い年月にわたって熱と放射線を出し続けます。
そのため、放射性廃棄物として地中深く埋めて最終処分されます。
ガラス固化などいろいろな固める処理をして漏れ出さないよう対策をするが
結論的にはただ埋めるだけなのです。
地中の微生物が分解してなくなってくれるわけではない。
それは本当に最終処分なのかという違和感です。
増え続ける放射性廃棄物をいつまでも限りある大地に埋め続けられるわけではない。
あきらかに無理があるのです。
やはり、原子力発電はこのまま推進すべきではない。と私は強く思う。
もし未曾有の自然災害がなかったとしても、どのみち破綻する予感がするからである。
現行方式の原発は、新規計画は途中であっても全てストップすべきである。
稼働中のものも、まずは早急に現状で出来る限りの安全対策を講じた上で、
中長期的視点で、中止による発電エネルギーの減などを計算して、
計画的に段階的にストップして行くのが妥当なところであろう。
しかし、
だからといって原子力すべてを否定するのはこれまた違和感があるのです。
人々は反原発といいながら、停電には怒り、短期的には過度な節電に協力しても
持続的な減エネルギーの生活をもとめてはいないからです。
生活水準を維持向上させるために、人間は常にエネルギーを必要としている。
今、反原発だからといって、盲目的に騒いで、すぐに原発を止めたとして、
その結果、電力不足のために多岐にわたっておこる様々な影響に
文句を言わない人などいないでしょう。
これまた、
あきらかに、矛盾しているのです。
原子力を捨てて自然エネルギーに転換すべきという議論も大切ですが、
それは、まだまだ検討が始まったばかりの段階ではないかと思う。
現在必要とされている世の中の状況に比して、あまりにエネルギーの効率が悪すぎる。
物理学的には、原子力つまり原子核由来のエネルギーは、
現在、最も高効率のエネルギーであることに間違いないのです。
放射線など安全の確保や、最終処理の問題などを確実にクリアできれば、
究極的に環境負荷の少ないエネルギーとなるポテンシャルを秘めているのは明らかです。
(放射線を出さずに核分裂する物質を発見できたりしたら最高なんですが。)
決して、今、放棄すべき技術ではなくて、むしろ、将来頼るべきエネルギーとして
一からその安全性の研究を厳密に進めて行くべきなのではないだろうか。
しかし、
その上で残っている、もうひとつの問題にも、うすうす気がついていて、
それも大きな違和感として残っています。
それは、
人間は高効率で大きなエネルギーを手にすると必ず武器にする。ということ。
核エネルギーに限らず、火の時代から歴史が物語っています。
今、太陽光などのエネルギーは善とされているが、
将来、技術革新が進み、効率を極めたら、
ソーラーパワーも必ず武器としての可能性がでてくるでしょう。
結局、人はエネルギーを欲し、それとひきかえに被った甚大な痛みも、
いつしか徐々に忘れ、そして発展の方向を間違えてしまう。
最も大切なのは、その痛みを後世に伝え続けて行くことなのかもしれない。

iPad2!

ブログ更新ずいぶんとごぶさたしてしまいました。

図面締め切りが先週終わり、やっと少し落ち着きました。

そこで、すっかり遅くなってしまったネタですが、、

iPad2購入しました!発売直後に予約してから納品まで2週間近くかかりました~。
iPad2
吟味した末、スタート時点で購入したのは
iPad2本体
Camera Connection Kit
+simplism の つや消し保護フィルム
Princeton のスタイラスペン
PORTER の iPadケース
このケースがとってもお気に入りです。ブルーの迷彩がかっこいい!
結局appleスマートカバーは購入しませんでした。やっぱり風呂フタにしか見えないし。。。
iPad2
アップルはやっぱりホワイトでしょう!というわけで
購入したのはホワイトです。
発売されるまでさんざん店頭でデモ機を触りまくってましたが、
プロダクトとしてのクオリティはやっぱり最高です!
見た目以上に薄く感じます。そして軽い。アルミの手触りもとてもいい!
フラットな裏面はデザイン的には前モデルのほうがいいかなと思っていたのですが、
机に置いたときには安定してむしろとてもいいですね。
iPad2
早速Macにつないでセットアップです。
まずは基本設定します。この時点で無線でネットに接続できるようになります!
次に
iTunesでデバイスを指定してから音楽と写真を同期。
パソコンと同期して使う感覚はNoteBookというより、iPod感覚ですね。
そして、
予約してから納品まで待ちくたびれてる間に、
いろいろとMacにダウンロードしていたiPad appを同期します。
図面などのデータもいっぱい転送したので、
これから仕事にばんばん使って行こうとおもいます!

梅雨

0519tuta「九州南部が梅雨いりしたとみられる。」そうです。平年よりも8日、昨年より20日早いとか。

今年の梅雨は長くなりそうです。今コンクリートの現場があるので工事の遅れが心配です。

ここで、いつもちょっと気になってたことを気象庁のページで調べてみたのですが、
熊本は「九州北部」に地域分けされてました。

逗子海岸

0519zusikaigan今日は風が強かった。日頃は穏やかな海も結構波が高く絶好のウィンド日和。

セールが走る海をバックにランニングするサッカー少年。
定番の「青春の一コマ」みたいな写真が手軽に撮れました。

愛車

0514bycicle近所の現場に行くときにはこれです。コンパクトなのにギア付きでそこそこ走ります。

折りたたみ自転車なので本来カゴは着かないのですが、
インターネットで探して脱着可能の大きな前カゴを装備。使い勝手がとてもよくなりました。

新緑

0512aoki今日は、雨の中久しぶりに「七里ケ浜の家」にお邪魔してきました。

竣工後半年経過しているのですが、庭の緑の元気さと新緑の鮮やかさにびっくり!
新しい建物が古くからの庭になじんでいてとてもうれしくなりました!
「あまり手を入れた感じではなく自然な感じにしてるんですよ。」と奥様。
確かに、手入れの行き届いた綺麗な庭は空気が気持ちよく感じられました。

朝まで生テレビ

今夜、仕事しながら「朝まで生テレビ」を見てたらのめりこんでしまって、

仕事どころではなくなってしまいました。

当然、テーマは原発事故と震災復興です。
いかにしてこの未曾有の国家の危機に対応すべきかというのは
パネリストの立場をこえての共通の目標なだけに
いつもと違い、議論がしっかり噛み合った見応えのある討論となっていました。
原発の権威という方の
現在の福島原発の一刻を争う状況と本当の危機の話はインパクト大でした。
そして、この状況は平時のルールでは対応できない戦争状態であると考えるべき。
それなのに
もっとも急ぐべき炉心状況把握とは別の、汚染水などのことばかり対応している状況や
政府は東電に、東電は政府にという責任の話ばかりしている間に
刻々と状況は悪化している。という話には正直恐怖を覚えました。
しかも、それを原発推進の立場の方と反対の立場の方とが、
同じことを言われているのですからなおさらです。
そして
被災地が地元の自民小野寺議員の話も説得力がありました。
メディアでは毎日毎日被災地の状況をさんざん報道してますが、
リアリティという点でとても重みがありました
根っこでは同じ思いの民主の大塚副大臣の苦闘ぶりもつたわりました。
それにくらべて、、、
一番の責任を追うべき立場の総理大臣の鈍感さと自覚のなさが障害であると
実は皆がおもっているもとても伝わりました。

駅西キューブ竣工!

駅西キューブ前回まだ仮囲いがかかっていた建物も全容を表すとほぼ同時に竣工しました!

工事の最終盤まで外壁に防雪板を張っていたので、なかなか仮囲いが外れませんでした。
現場監督はじめ職人のみなさんおつかれさまでした。
明日には引き渡しです。
週末天気のいいうちに自前ですが竣工写真を撮っておく予定です。

基礎工事

京町の家基礎型枠1地盤改良工事のあと、地面を掘って基礎の工事が進んでいます。

最終的に土で埋め戻され見えなくなってしまいますが、とても重要な工事です。

まずは、鉄筋が組まれています。
京町の家基礎型枠2
その鉄筋を囲うように型枠(ベニヤ板)で基礎の形が作られていきます。
生コン車
型枠工事が完了したらコンクリートを流し込みます。
コンクリートミキサー車で運んで来た生コンをポンプ車で圧力をかけて圧送します。
現場の隅々まで届くように長いアームに支えらたホースで送り出します。
このポンプ車の巨大なやつが福島第一原発での冷却作業で活用されてますよね。
京町の家基礎コン
ポンプ車からホースで送られてくるコンクリートを型枠の隙間から流し込んで行きます。
打設(だせつ)作業といいます。この作業を丁寧にかつ確実に行うことが良質なコンクリートを作る上で一番重要です!
固まる前のコンクリートに空気が入って空洞にならないよう、また型枠の隅々まで行き届くよう慎重に作業が進められます。
テストピース
流し込む生コンはサンプル採取したものを検査して、品質に問題ないことを確認します。
生コンの固さ、空気量、塩分量などを検査し、テストピースを採取します。
土間
基礎工事のあと、そこを埋め戻したあと、1階の床まで工事が完了しました。
まったくなにもなかったかのように片ずいていますが、
その下ではこれだけの工程の作業が行われているのです。

まもなく竣工

kasuga+155以前の書き込みの頃は基礎工事でしたからだいぶ間が空いている間にすっかり工事は進んでいます。

震災の影響で一部設備関係の機器の納入が遅れるなど予定外の出来事もありましたが、なんとか予定とおり竣工できそうです。
外壁廻りの工事が一部残っているので建物にはまだ仮囲いがかかっています。

さくら2

sakura04近所の桜です。

天気がよかったので、色味が自然ですね。

さくら

sakuraあっという間に街中のソメイヨシノが満開。桜の季節になりました!

ソメイヨシノは「ぱっ」と咲いて潔く散るといった感じがとても日本的でいいですね。
近所の桜を撮りました。撮影時の天気がいまいちでしたが、モノトーンな感じでこれはこれで。
熊本では早くも部分的に葉桜になりつつありますが、緑の新芽との対比も奇麗です。
もう一枚。
sakura2

元気のきっかけ

地震から20日がすぎました。いまだ復興は全然進まず、被害の甚大さが判明するばかりです。

原発は危険域を脱することすらできず、今でも徐々に被害が広がっています。

こんな状況ではブログを書くのもなにか心苦しく、気分が沈んでいました。
しかし、
20日がたち、少なくとも私のような非被災者は復興を後押しするためにも、
積極的に元気を取り戻すべきではないかと思います。
大騒ぎせよというわけではなく、あくまでも被災した方々を心にとめつつ
まずは健全な毎日を送ることから始めるのが大切なのではないかと思うのです。
最近の過度の自粛ムードは復興のためには後ろ向きです。
とはいっても一体何から、、、と思っていたら、
まさにこんな時にうってつけの出来事がありましたね!
もう皆さんご存知とは思いますが、
これです!
まずはみんなで『よしっ!』と力強くこぶしを握りしめ、
そして、明日からは震災前のように懸命に前を向いて、
それぞれの大きなゴールを目指して全力疾走で行きましょう!!
いや~それにしてもカズはすごい。何度見ても涙が出そうになります。。

東北太平洋沖地震

  地震から一日あけ、徐々に判明するその被害の広範さと甚大さには、ただただ恐怖を感じます。

みなさん大丈夫でしょうか。私は九州出張中で直接地震にはあいませんでした。
逗子の事務所や家族もおおきな被害もなく無事でした。
今回、阪神大震災と比べて大きな違いは、津波による被害の質の深刻さです。
なにからなにまで根こそぎさらう波のエネルギーには寒気がします。
阪神の時には火災がおきた地域をのぞくと被害はひどくてもまだ町の原型をとどめてました。
それが今回、広い地域で絶望的に跡形がなくなってしまった地域が多数あります。
今、私が手助け出来ることは何もないにひとしく、
被害者がなるべく増えないよう祈るしかありません。
なくなられた方や被災されている方々には深い哀悼の意を表します。
また、
現地で救助や復旧にがんばっておられる方々には敬意を表します。

春の気配

ume日に日に暖かくなってきて、春の気配です。そして、、、一緒に花粉も飛んできたようです。

2年ほどすっかり症状出てなかったので完治した!と思ってたのだけど甘かった。。

ここ数日はくしゃみと目のかゆみが止まりません。ああ、憂鬱。
かといって医者に行くのもなんか抵抗があるんですよね。なぜか。
こうなったら「花粉は友達」作戦です。(笑)
免疫くん!花粉は敵じゃないから攻撃しなくていいぜ!仲良くしようぜ!

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