七里ケ浜の家コンセプト
敷地は七里ガ浜のとても良好な環境に位置する。終の住処としての15坪平屋という小さな小さな住宅です。
ミニマムな規模の住宅の設計にあたって、まずは建主様と新しい家での生活イメージを共有するよう心がけミーティングを重ねました。その中でキーワードとなったのは「庭との繋がり」でした。庭の隅々の草花にまで手入れと思いが行き届いた建主様の生活を、より充実させることが大切と考えました。
外土間、内土間と二つの空間をレイヤー（並列）させ、庭と室内との境界を曖昧にして庭との繋がりを再構築しました。庭と室内が緩やかに一体化し、ミニマムな規模ながら広く感じられる家となるよう意図している。
この家が建主様の新たな生活での様々な可能性にフレキシブルに対応できる住処となるよう願っています。