夜景。
全開にすれば外部に対して1Fホールを開放して人を招き入れることもできる。
雨戸を閉じた状態でもパンチング加工された素材を使用することで、閉鎖的にならず風や光は通す仕組みになっている。
ファサードのデザインとしても重要な雨戸。閉じればガラス開口部の堅固な覆いとなる。
雨戸の開け具合により外部とのつながりの程度を状況に応じて調整できる。
ファサードデザインとしても重要な雨戸は本来は風雪を防ぐための道路フェンス材の防雪板で構成されている。
天井を見上げる。グレーチング床越しに丸いトップライトから光が降り注ぐ。
1Fホールを中心に寄り添うように生活空間がレイアウトされる。
空間を移動する人自体が、空間を構成するひとつの重要な要素となる。
照明やトップライトがランダムに配置されている。
さまざまな仕掛けによって生み出される光と影は、時間や季節とともに常に変化して複雑な日当たりとなる。時間も空間に彩りを添える重要な役割としてとらえ計画されている。
対面式キッチン。背面にはおおきな収納が用意され、扉を閉めればすべて隠すことができる。
ロフトが天井に広がりを与え、空間に変化をもたらす。
ガラスで囲われ現代的なスケルトンの浴室。もちろん引き戸で閉じることができる。
照明で演出されたトイレ。オープンでにぎやかな空間とは対照的に個室空間はしっかりとクローズできるよう設計。それぞれがホールによって連結され、快適な空間を生み出す。
吹き抜けにはグレーチングの通路やブリッジがかかる。子供達にとって立体的な空間は格好の遊び場となる。
シンプルな外観に比して内部には複雑な空間が広がっている。
建物は古くからの畑地に建て売り住宅や工場などが点在する住宅地にある。